酒井亨

「物流の何でも屋」と「組織運営のプロ」

総合商社の担当や、調達から販売まで通しでメーカーの物流に関わるなど総合物流企業でも幅広い経験をした「物流の何でも屋」です。その中でも海運貨物に携わる期間が長かったので、「フォワーディング、港湾運送、乙仲、海貨業、ドレージ、ステベドア」といった言葉には特に馴染みがあります。

私の専門はもちろん物流ですが、もう一つは「組織運営」だと考えています。会社に入って13年目に管理職となって以降、サラリーマン時代の3分の2においてマネジメントに携わってきました。それ以外でも会社の他部門、お付き合いのあった顧客や取引先の組織を数多く見てきました。

その中で感じたのは、企業理念やヴィジョン、様々な人事制度、機能が充実した情報システム、戦略的な組織改編等々といった立派な仕組みや制度ができていても狙い通りの成果を出している組織は非常に少ない、ということです。感覚的に言って、成功例は10%にも満たないんじゃないかという印象を持っています。一方で、数は10%に満たないかもしれませんが、自社の仕組みや制度を使いこなして素晴らしい成果を上げている組織が存在します。

この違いが生まれる要因は組織の「運営」の巧拙だと考えています。私は、「会議」と「日報」というありきたりの仕組みの運営方法を抜本的に変えることで、組織を活性化させ、売上の拡大にもつなげました。組織の「運営」という側面に焦点を当てて、中小企業の経営を支援していきたいと考えています。

資格

  • 中小企業診断士
  • 通関士

HISTORY

1955年

兵庫県姫路市生まれ

1971年   

兵庫県立姫路西高等学校入学

1974年   

東京大学文科Ⅲ類入学、文学部で西洋史を学ぶ

1979年

日本通運株式会社入社、主に国際海上貨物を扱う部門で勤務
総合商社を担当する営業窓口として大型貨物船で海外から輸送される石炭など工業原料の陸揚げから通販商品の宅配まで幅広い物流を経験する。大手精密機器メーカー担当のアカウントマネージャーとして生産部品・製品・補修部品の調達・生産・販売物流に関わる。通算10年超の海外勤務

1980年4月~1982年6月

イラク、バスラ市
石油貯蔵ターミナル建設プロジェクトの資材輸送を現地でスーパーバイズ

1983年2月~1984年7月

インド、ボンベイ(現ムンバイ)市
肥料工場建設用の重量貨物(最大300トン)輸送・据付プロジェクトのアドミニストレーション担当

1998年11月~2005年9月

オランダ、アムステルダム市

日系企業の欧州域内物流に関わる

2016年

株式会社日通総合研究所入社
営業部門の運営を支援し、ほぼ独力でCRM(顧客管理システム)を導入

2019年  

中小企業診断士合格
2018年に日通総合研究所退職後、自身の経験を活かす仕事をしたいと考えて資格取得を目指し、合格

2021年   

株式会社ロジヤ入社

こんな一面も

インド赴任中、毎日のようにカレーを食べたおかげでインド料理の「通」になりました。今でもレストランでメニューを見れば大体の辛さがわかります。自宅で自ら作ることも。

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